2011年1月13日木曜日

Neural antecedents of financial decisions.

Knutson B, Bossaerts P.
J Neurosci. 2007 Aug 1;27(31):8174-7.

概要:
経済的意思決定に重要なのは選択肢の「期待報酬」と「リスク」である。
期待報酬はventral striatum、リスクはinsulaにコードされている。
それらの脳活動により、その後の意思決定を予測できる。

期待報酬について:
・striatumとprefrontal coertexのドーパミン投射を受ける部位が期待報酬をコード。
・期待報酬は「報酬額」と「実現確率」に分けられる。
・ventral striatumは確率をコード、
・ventral striatumは報酬額と確率の両方をコード、
・medial prefrontal cortexが確率をコード、
などと主張している研究がある。

リスクについて:
・ventral striatum、insula、lateral orbitofrontal cortex、midbrainなどがリスクをコード。

期待報酬とリスクのまとめ:
多くの研究では、
「期待報酬はventral striatum、リスクはinsulaにコードされている」としている。

ventral striatumとinsulaの活動から意思決定を予測できる:
safeとriskの二つの選択肢のどちらを選ぶ:
ventral striatumが活動 → riskを選ぶ
insulaが活動(前回の選択肢でうまく行かなかったとき) → 次はsafeを選ぶ
品物を買う or 買わない:
品物を見たときventral striatumが活動 → 買う
値段を見たときinsulaが活動 → 買わない

社会的状況(ゲーム):
ventral striatumが活動 → 他者を信頼して協力
insulaが活動 → ultimatum gameで不公平提案を拒否
これらの活動は、「対人」>「対コンピュータ」。

まとめ:
期待報酬はventral striatum、リスクはinsula。

0 件のコメント:

コメントを投稿