2011年1月9日日曜日

Understanding neural coding through the model-based analysis of decision making.

Corrado G, Doya K.
J Neurosci. 2007 Aug 1;27(31):8178-80.

従来の神経科学実験は、実験者が外部からmanipulateできる外部変数に主に注目してきた。
例えば、視覚刺激の角度(外部変数)を変えて、一次視覚野の反応をみる。

しかし、意志決定には、「効用」などの被験者の主観的な内部変数も重要だ。
→ しかし、内部変数は観測できない。

そこで、
・行動データを説明できる数理モデルを作成、
・意志決定主体の内部変数を推定、
・脳活動との相関する部位を探索、
することで、被験者の内部変数と脳活動の関係を探れる。
(意志決定モデルで有名なのは強化学習)

研究の例:
Samejima et al., 2005:
Q-learningにおける(主観的な)行動価値(action value)に注目。
→ 線条体ニューロンの発火率が主観的な行動価値(action value)に相関する
他にも、以前紹介した、O'Doherty et al., 2004; Hare et al., 2008も例。

使用する意思決定モデルが満たすべき条件:
・注目したい内部変数が含まれていること(当たり前)
・行動データをうまく説明できること(被験者の実際の行動を再現できる+ほかの環境でも妥当な振舞をする)

最後に:
「ある意志決定モデルの変数と相関する脳活動が見つかる ⇒ 実際にそのモデルが使われている」わけではない!
しかし、特定の部位に注目する助けになる。そこをスタートにさらなる研究が必要。

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