2012年1月31日火曜日

Voodoo Correlation in Social Neuroscience


Twitterからの転載:

話題のVoodoo論文。前作もそうだったけど「Circular Analysis」と「多重比較」の話が混ざっていて読みにくい。社会神経科学における「神経活動と行動指標の被験者間相関」が槍玉に挙げられているけど… http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1053811912000444

「データXに対して解析aを行ってROIを決め、同じデータのそのROIを対象に類似の解析a'を行う(Circular Analysis)」のはダメだけど、「同じデータXのそのROIを対象に独立な解析bを行う」のはあり?

多くの社会神経科学論文では、「被験者内比較でROIを決め、その活動の個人差が行動指標の個人差を説明できるか?」という問いを立てている。被験者内相関と被験者間相関に(論理的な)関係はないので、「(同じデータXを使っているけど)Circular Analysisなので完全にアウト!」とまでは言えないのでは…

社会神経科学論文でみられるもう一つのやり方としては「行動指標と被験者間で相関する部位を『全脳』から探す」というのもあるけど、こっちは明らかに(fMRI業界で昔から議論されてきた)多重比較補正の問題で、あえて「Voodoo」とか言う必要もない気がする。

ということを社会神経科学の側から考えてみた。一方、「Circular Analysis」とか「多重比較」といった問題に敏感にならないといけないのはその通りだと思うし、学際的な分野であるだけに基本が疎かになっている所はあるのかもしれない(と自戒を込めて)。

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