2012年6月20日水曜日

Neuron誌から論文が出版!


今の職場に来てからの論文がやっとNeuron誌から出版されました!

"Learning to Simulate Others' Decisions"
Shinsuke Suzuki, Norihiro Harasawa, Kenichi Ueno, Justin L. Gardner, Noritaka Ichinohe, Masahiko Haruno, Kang Cheng, Hiroyuki Nakahara.
Neuron, Volume 74, Issue 6, 1125-1137, 21 June 2012

fMRIと機械学習を組み合わせることで、ヒト(の脳)が「シミュレーションによる学習」と「他人の行動観察による学習」を統合して「他人の価値観・意思決定プロセスを学ぶ」ことを明らかにしました。

詳しい内容は下記をご覧下さい:
論文(英語:プロ向け)
http://www.cell.com/neuron/abstract/S0896-6273(12)00427-8
プレスリリース(日本語:一般向け)
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2012/120621/index.html
http://www.riken.jp/r-world/info/release/press/2012/120621/detail.html

投稿からアクセプトまでは難産ではなかったのですが、トータルで長かった…
最後にこれまでの経緯をまとめておきます。
四年間の努力が「Neuron誌からの出版」という形で報われて、正直ホッとしています。

同業者の皆様へ、
よろしければ、ぜひ論文を引用してやって下さい。
かしこ。

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2008年4月:現職場に着任。
2008年4月-2009年3月:倫理委員会への研究計画申請やfMRI使用法の勉強。
同時に、実験計画を考えて、ボスと大まかな結論に達したのが年度末。
2009年4月-10月:半年かけて、実験課題の詰めや予備実験を実施。
2009年11月-2010年7月:fMRI実験。来る日も来る日も実験(と基本的なデータ解析)。
2010年8月-12月:実験データを解析・メインのストーリーを決定。年末には論文第一稿をボスに提出。
2011年1月-7月:原稿の改訂・追加実験も。
2011年7月:論文をNeuron誌に投稿。
2011年9月:査読結果到着。結果は「Major Revision」…
査読者1「ややポジティブ」、査読者2「超ネガティブ(ボロクソ言われました…)」、査読者3「超ポジティブ(ベタ誉め)」という結果で、なんとかリジェクトは免れる。
2011年9-12月:再投稿に向けて、追加実験、データ再解析、論文改訂。
2012月1月:再投稿。
2012年4月:アクセプト!
結局、二回目の査読は査読者1と3にだけまわった模様。二人とも「掲載OK」ということで、無事アクセプトに。

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