2013年3月13日水曜日

Indirect reciprocity is sensitive to costs of information transfer


Scientific Reports誌から論文が出版されました!
"Indirect reciprocity is sensitive to costs of information transfer"
Shinsuke Suzuki & Hiromichi Kimura
Scientific Reports 3, Article number: 1435 doi:10.1038/srep01435

オープンアクセスなので誰でも読めます!
http://www.nature.com/srep/2013/130313/srep01435/full/srep01435.html

オリジナルのタイトルは
"Cost of reputation building vanishes indirect reciprocity"
でしたが、査読者の要求により今のタイトルに変わりました…
元々の方がインパクトはあるけど、今の方が洗練されていてカッコ良い…のかな?

過去の研究で、
・各個体の行動(協力 or 裏切り)に応じて評判が付く
・各個体は「他人の評判を参照して、その他人に対して協力するか否かを決める」
とき、協力行動が進化し得る(「評判を参照して協力者を見分け、協力者にのみ協力を返す」ことが可能になるから)
と言われていました。← 間接互恵 "indirect reciprocity" という。

今回、我々の研究では、
・評判を付ける、もしくは、広めることに少しでもコストがかかるとき、間接互恵に基づく協力は進化し得ない
ことを数学的に示しました。

自分では大事な指摘だと思うのですが「当たり前だと言われるかも?」という懸念があったので、「その辺は読者に判断してもらおう」とNature系列のオープンアクセス誌「Scientific Reports」に投稿しました。
(あとは大人の諸事情も少しあります:笑)

クリスマス・年末年始休暇中に原稿を仕上げて、
・1月3日に投稿
・2月5日に査読結果が返送 (minor revision)
・2月22日に再投稿
・2月25日にアクセプト
というスケジュールでした。
査読プロセスを素早く進めていただき、感謝しています。

2013年は他に出版できそうなデータがないので、これで「論文ゼロ」は免れました。

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